06/02/2020
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人材不足が進む背景

看護師の人材不足は、度々指摘されています。少子化による人口減が、人材不足の原因となっていると思われることも多いです。しかし、日本の人口が減り始めたとされるのは2011年であり、それ以前から看護師の人材不足は問題化していました。つまり、人口減少以外にも看護師が減っている原因があるのです。
その1つとして、看護師の必要人数の増加が挙げられます。高齢者の増加により病院への需要は高まる一方で、必要とされる看護師の人数が増えることによって、結果的に足りない状態になっているのです。

欧米諸国の中には、発熱や軽度のキズなど重症でなければ、病院に行かない国も少なくありません。反面、日本は健康に不安があるとすぐに病院に行く慣習があるため、そもそも病院への需要が高いのです。そこに、高齢化や医療技術の向上により、治癒できる症状の増加などが重なったことで、多くの病院が必要とされました。病院があればあるほど看護師も必要になりますが、以前に比べて看護師になりたい人が増加しているわけではないため、人材不足の問題が進んでいるのです。
本来であれば、その職業に対する需要が増加すれば、待遇が良くなるのが一般的でしょう。ですが、看護師の場合は待遇が病院ごとに委ねられている部分も多く、需要と待遇がかみ合っていないのです。そのため、看護師資格を有しているにも関わらず、別の仕事に就いている人も少なくありません。人材不足を解決するには、こういった問題を解決する必要があります。